
こんにちわ「現金化の達人」管理人の黒田です。
こちらの記事を見ているあなた、お金に困っていませんか?
今すぐ現金が必要というあなたにとって、クレジットカードの現金化は一つの有効な手段となります。
この記事では、クレジットカードの現金化は違法なのかという点から、現金化におけるメリットとデメリットをご紹介します。
目次
クレジットカード現金化に違法性はある?
弁護士や専門家によると、クレジットカード現金化は違法性のある行為だとの見解がありますが、違法ではありません。
その背景について詳しく見ていきましょう。
違法ではなくグレーゾーン
クレジットカードの現金化はグレーゾーンではありますが、違法ではありません。
過去に現金化をおこなった消費者が逮捕された実例は、いくら探しても見つからないでしょう。
しかし、2018年に現金化をした業者が貸金業法違反で逮捕された事例があります。
依然としてクレジットカード現金化業者は存在するのですが、逮捕された事例は見せしめのためであったことも考えられます。
従って、クレジットカード現金化は違法ではないにしても、違法性が皆無ではない点が問題です。
違法ではないがリスクのある行為【消費者庁の見解】
消費者庁の見解では、確かにクレジットカード現金化は法律で禁止されてはいません。
しかし借金を増やしてしまったり、詐欺業者による被害に合うというリスクのある行為で、やるべきではないとのことです。
また、カード会社の規約違反でカードの利用停止になるというリスクもあります。
カード会社に、クレジットカードを現金化目的で利用したことが疑われた場合でも、利用停止となることが考えられるので肝に銘じておきましょう。
消費者庁は国民のファイナンシャル・リテラシーを向上させるために2009年に発足した機関で、金融教育においてはクレジットカードの使い方についても注意を喚起していますし、以下のような論文も発表されています。
例えば,ファイナンシャル・リテラシーが高い人は過度な借金やクレジットカードの使用をせず(Sevim, Temizel, & Sayilir, 2012),クレジットカードの負債金額には,ファイナンス知識の欠落も関連している(Norvilitis et al., 2006)
一部の国ではクレジットカードが急速に普及し始めた当時、消費者に十分な予備知識がないままだったので、深刻な多重債務者が発生したという歴史があることからも、消費者庁など国の機関による教育は必要だと感じますね。
現金化業者が出資法違反で摘発(逮捕)されたことも
過去にクレジットカード現金化業者が、出資法違反で摘発されたことがあります。
罪状は、現金化業者が出資法で定められた上限金利を上回る金利で、利用者にお金を貸したというものです。
この事例では、現金化業者が許可なく貸金業を行い、しかも違法な高金利でお金を貸し付けたと見なされたのです。
現金化の行為そのものを罰せられたわけではなく、利用者側は罰を受けてはいません。
刑法(横領罪、詐欺罪)に抵触する恐れ
クレジットカードの現金化は、刑法に抵触する恐れがあることから、違法性が皆無とは言えません。
商品の所有権はカード会社に
クレジットカードで購入した商品は、その金額の支払いが終了するまで、商品の所有権がクレジットカード会社にあるのです。
それにもかかわらず購入した商品をすぐに転売してしまった場合、横領罪という罪に当たる可能性があります。
詐欺罪にも該当?
クレジットカードの現金化は、刑法における詐欺罪にも該当する恐れがあります。
クレジットカードの現金化は、不当な方法でクレジットカード会社からお金を騙し取ったことにもなるからです。
キャッシング枠があるのにもかかわらず、ショッピング枠を利用して現金を手にしていますので、クレジットカード会社が定めた利用方法に沿っているとは言えないでしょう。
クレジットカード会社の規約違反
クレジットカード会社の利用規約には、現金化を禁止している旨がはっきりと記載されています。
違法性が認められなかったとしても、その事実が発覚してしまうとカードの利用権を失うことになるでしょう。
しかし、違法性があるとはいえ、お伝えしましたようにクレジットカードの現金化をおこない、逮捕されたかたは1人もいません。
あくまで刑法に抵触する恐れがあるだけで、実際はグレーゾーンとされています。
クレジットカード現金化が違法(犯罪)ではない理由
クレジットカードの現金化は、なぜ刑法に抵触する恐れがあるのにもかかわらず、違法(犯罪)ではないのでしょうか?
事実の判別が難しい
違法にならないのは「クレジットカードの現金化をした」という事実を、判別できないことが原因です。
例えば以下のAさんとBさんがいたとして、二人の行動を比べてみましょう。
●Aさんの場合
1度観たら満足した後、すぐに売れば高値になると考え、業者に買い取ってもらう。
●Bさんの場合
Bさんがクレジットカードの現金化を目的として、新品の同じDVDを購入し、同じ業者に高値で買い取ってもらう。
2人の取っている行動が完全に一致しています。
しかしBさんはクレジットカードの現金化を目的としている事実を、クレジットカード会社のかたはどうやって知り得るでしょうか?
クレジットカードを所有しているかた全員の購入履歴を把握して、その購入した商品を所持し続けているかどうかを知ることは実質不可能でしょう。
つまり、意図せずクレジットカードの現金化に類似する行動を取る方がいることから、現金化が違法行為として判別されることがないのです。
クレジットカード現金化の専門業者
クレジットカードの現金化を専門とする業者も見受けられます。
ネット上で調べればいくつもの業者が見つけられますので、摘発が難しい証拠と言えるのではないでしょうか。
しかし、法的にグレーゾーンであることは間違いありません。
悪質な業者と関わりを持ってしまうと、あらかじめ指定されていた金額より少ない金額が銀行口座に振り込まれる可能性もあります。
法的にグレーゾーンであるからこそ、悪質業者の被害に遭っても強気に出られず、泣き寝入りしてしまうことにもなります。
違法ではないとしても完全に安全であるとも言えないでしょう。
安全にクレジットカード現金化をする2つの方法
クレジットカードの現金化の方法は主に2つあります。
- 安全で優良な現金化業者を利用する
- 自分で買ったモノを転売する
それぞれの方法について解説します。
1.安全で優良な現金化業者を利用する
業者を介しておこなう場合はあらかじめ、クレジットカードの現金化を専門とした業者に連絡をします。
業者が指定する商品などをカード決済で購入し、定められたキャッシュバックを受ける方法です。
手続き後にあなたが指定した口座への現金振込があります。
多くの業者が即日振込に対応していますが、還元率や土日の営業は各社で異なるので、会社選びが重要になります。
2.自分で買ったモノを転売する
個人でおこなう場合は、まず換金率の高い商品やチケットをクレジットカードのショッピング利用枠内で購入します。
次に、その商品を中古買い取りショップに売ったり、金券ショップに買い取ってもらいます。
売れるものの例としては、ゲーム機やブランド品、新幹線チケットやデパートの商品券があります。
どんな人が利用するのか?
上記でクレジットカードの現金化を専門としている業者がいることに触れましたが、なかには創業から10年以上の運営実績を誇る業者もあります。
クレジットカード現金化の業者が長期間運営していることは、その分需要があることになります。
それでは、クレジットカードの現金化はどういった方に需要があるのでしょうか?
多重債務者
第一に考えられるのは多重債務者です。
いくつもの消費者金融や、銀行系カードローンで限度額いっぱいまでお金を借りてしまうと、返済に充てるお金や生活費をまた別の方法で作ろうと考えます。
銀行系カードローンでは当てはまりませんが、消費者金融などでお金を借りると、貸金業法における総量規制の関係から、年収の3分の1以上のお金を借りることができません。
しかし、クレジットカードのショッピング利用枠は総量規制に当てはまりませんので、収入の3分の1以上の負債を抱えることが実質可能になります。
消費者金融や銀行からお金を借りられない方が、後先考えずにその場しのぎで現金を手にしたいと考え、利用するのでしょう。
借入をしたくない(できない)人
そして対照的に、お金を借りたくないと考えている方にも、クレジットカードの現金化は需要があります。
旅行など、まとまったお金が必要になったとき、消費者金融や銀行でお金を借りることに抵抗がある方は多いのではないでしょうか?
その点、クレジットカードの現金化は、お金を借りているという意識が薄くなります。
現金化しているとはいえ、使用しているのはあくまでもクレジットカードです。
多くのかたが所有し利用していることから、お金を借りているという感覚が薄い方は多いでしょう。
対照的な2つの立場にいる方から多くの需要がありますので、クレジットカードの現金化を専門としている業者も、長期的な運営が可能となっているのです。
クレジットカードの現金化のデメリット
それでは最後に、クレジットカードの現金化におけるメリットとデメリットをご紹介します。
まずは4つのデメリットから見てみましょう。
- 違法性がある
- 自己破産できなくなる
- クレジットカードが使えなくなる恐れがある
- 犯罪に巻き込まれる可能性がある
それぞれについて解説します。
1.違法性がある
クレジットカードの現金化における最大のデメリットは、その違法性にあります。
今現在違法ではなかったとしても、今後も違法ではないという保証はどこにもありません。
日本の法律上、今まで合法だった内容が改正されて違法になっても、改正以前の行為は罪に問われません。
しかし、クレジットカードの現金化に頼る毎日を送ってしまうと、改正されて違法になってしまっても、利用するクセを抜くのは難しいでしょう。
刑法に抵触する恐れがある事実は変わりませんので、何かしらのきっかけでクレジットカード現金化の実刑判決第一号にならないとは言い切れません。
違法性があるという事実は絶対に忘れないようにしましょう。
2.自己破産できなくなる
自己破産申請をする際に、クレジットカード現金化をした事実が発覚してしまうと、破産法によって自己破産ができない可能性があります。
自己破産ができなくなる理由のことを免責不許可事由と言いますが、クレジットカードの現金化はこれに当てはまります。
必ずしも自己破産ができないわけではありませんが、不利な立場に立たされることは間違いありません。
3.クレジットカードが使えなくなる恐れがある
法的な関係性がないとしても、クレジットカードが使えなくなる可能性がある点は、明確なデメリットと言えます。
現金化をおこなった事実が発覚してしまうと、クレジットカードの利用規約により利用権を失うことになりますので、不便に感じられます。
クレジットカードの利用権を失うと、ショッピング利用枠の残高を一括返済するよう求められることになります。
現金化に際して数万円から数十万円単位の商品を購入していた場合、一気に多額の負債を抱えることになるので注意が必要です。
4.詐欺などの犯罪に巻き込まれる可能性がある
クレジットカードの現金化は、詐欺などの犯罪に巻き込まれる可能性もあります。
クレジットカード現金化の悪質業者を利用してしまうと、口座に現金が振り込まれなかったり、知らされていた金額よりも少ないお金しかもらえないトラブルが考えられます。
基本的に業者は、クレジットカード会社と何も繫がりを持っていません。
あくまでクレジットカードを利用したのは自分自身となりますので、自己責任となることを覚えておきましょう。
クレジットカード現金化のメリット
メリットとして次の2つを挙げます。
- 利用のしやすさ
- すぐに現金が手に入る
それぞれのメリットについて見ていきます。
1.利用のしやすさ
クレジットカードを現金化する最大のメリットは、利用のしやすさです。
社会人として働いている方で、クレジットカードを一枚も持っていないという方は少ないことでしょう。
そのクレジットカードと、身分証明書があればクレジットカードの現金化はできます。
面倒な審査や信用情報の照会もありませんので、消費者金融や銀行からお金を借りるよりも、手軽にできることは間違いありません。
2.すぐに現金が手に入る
クレジットカードの現金化は、すぐに現金が手に入るというメリットもあります。
消費者金融などからお金を借り入れることもできますが、その場合、審査に時間がかかってしまうことから、現金を手にできるまで日数を要する可能性があります。
また、消費者金融などからの借り入れは職場への在籍確認があることから、周囲にお金を借りる事実がバレてしまうかもしれません。
その点クレジットカードの現金化は、クレジットカードがあればすぐに現金を手にできますし、分割払いやリボ払い、一括払いなど返済方法を選べますので、自身の置かれている状況に応じて返済できます。
すでにクレジットカードを所有していれば、職場に在籍確認の電話がかかってくることもありませんので、人知れずお金を借りることができるでしょう。
まとめ
クレジットカードの現金化における違法性から、メリットとデメリットまでご紹介いたしました。
実際にクレジットカードの現金化を専門としている業者が、2011年の8月に逮捕されています。
その後悪質な業者に限り摘発されていましたが、2016年にはクレジットカードの現金化を専門として10年以上運営していた業者が、出資法違反として摘発されているのです。
今のところ利用する側が違法行為とされた事例はありません。
どうしても今すぐ現金が必要という方は、自己責任での利用となることを覚えておきましょう。