
こんにちわ「現金化の達人」管理人の黒田です。
クレジットカードの「ショッピング枠」で買い物をして、現金を作ることを「クレジットカードの現金化」といいます。
今回の記事では、クレジットカードの現金化をする方法を知りたいあなたへ3つの方法と、そのメリット・デメリットを紹介します。
クレジットカード現金化の法的な問題点や危険性についても詳しく見てみましょう。
目次
クレジットカード現金化の仕組みと3つの方法
クレジットカード現金化の方法は、次の3つがあります。
- 現金化の優良業者を利用する
- 自分で買ったゲーム機・ブランド品を売る
- 新幹線チケットを買い、金券ショップに売る
1つずつ解説していきます。
1.現金化の優良業者を利用する
1つ目は、ショッピング枠の現金化を専門に行っている業者を利用するという方法です。
買い物をしてキャッシュバックを受ける
一般的には「現金化業者からネットで買い物をして、85%~90%ほどの振り込みキャッシュバックを受ける」というものです。
ロス(損失)は10%~15%ほどになります。
形だけの価値のないものを買う
「買い物」をしているのに「キャッシュバック」を受けられるのには秘密があり、買い物をするのは「形だけの価値の無いもの」だからです。
これはパチンコの景品交換と同じ仕組みです。
パチンコ玉を一度「形だけの景品」に交換したあと、その景品を「買い取ってもらう」という形を取ることで現金が手に入るのです。
初心者でも大丈夫な優良業者の選び方
初心者でも安全にクレジットカード現金化の手続きをするには、事前に口コミ評判などをチェックして、優良業者の情報を得ることが大事です。
専門業者を利用する場合でも、悪徳業者を選んでしまうと取引金額などの面で詐欺にあうリスクがあります。
もし悪徳業者で取引をしてしまうと、事前の案内とは違う法外な手数料を取られたり、個人情報だけ抜き取られるといった被害に合う恐れがあります。
優良業者と悪質業者の見分け方や、おすすめの現金化業者は以下のボタンからご確認ください。
2.自分で買ったゲーム機・ブランド品を売る
1つ目は、クレジットカードでゲーム機・ブランド品を買い、買ったゲーム機・ブランド品を買取業者やネットオークションで売る方法です。
買取業者に売る
ゲーム機であればツタヤやゲオ、ブランド品であれば大黒屋といった買取業者があります。
ゲーム機・ブランド品は値崩れしにくく、高く買い取ってもらえます。
しかし、買い取りの際に、その店の品揃え状況によってはあまり高い値が付かない可能性があります。
買い取り価格が新品で50%~70%ほどとバラつきがあるのがデメリットです。
ネットオークションで売る
買った商品をネットオークションに自分で出品するという方法もあります。
買取業者や中古品店で買い取ってもらうのに比べて、買い手を見つけるまでの時間と手間がかかります。
しかし、業者・お店に手数料を取られるといったロス(損失)を減らすことができます。
ネットオークションに出品するなら、ヤフオクやメルカリがおすすめです。
利用者数も多い分、買い手も見つかりやすいでしょう。
3.自分で新幹線のチケットを買い、金券ショップに売る
2つ目は、金券ショップで新幹線のチケットをクレジットカードで買い、また金券ショップで売るという方法です。
現金化のロス(損失)が3%ほど
買うときは定価の98%ほど、売るときには95%ほどというのが平均的です。
つまり現金化のロス(損失)が3%ほどしかないのです。
分かりやすい数字で考えると、10,000円のチケットを9,800円で買って、9,500円で売るということになります。
新幹線チケット・商品券は高換金率
先ほどのゲーム機・ブランド時計では30%~50%のロスだったのに比べ、新幹線チケットのロスは約3%と低すぎるほどです。
ちなみに大手デパート商品券・クオカードなど、利用範囲が広いものであれば、新幹線チケットと同様の高い換金率になります。
なお金券類にはクレジットカード現金化の防止策として、図書カードやクレジットカードで購入できないものが多くあります。
Amazonギフト券も金券類の一つですが、もし手元に不要なAmazonギフト券をお持ちなら、専門の買取業者があります。
⇒ Amazonギフト券を高い買取率で買い取ってくれるおすすめ業者を紹介
Amazonギフト券の買取であれば、来店不要のWeb完結でクレジットカード現金化よりも安全に現金が手に入ります。
メリット=審査なしだから多重債務者・自己破産者でも大丈夫
融資よりも簡単にできる
クレジットカードの現金化はお金を借りるわけではないので、現金を用意するのに審査がありません。
多重債務者または自己破産の経験がある人であれば、銀行や消費者金融からの借入は難しいでしょう。
そんな人でも即日でお金を作るのに便利なのが、クレジットカードの現金化です。
お金の借入をしたくない人
クレジットカードの現金化を考えている人の中には、単純にお金を借りたくないという人もいるものです。
クレジットカードの現金化は、カード決済さえできればすぐに現金を作れますし、ローン審査のような面倒臭さがありません。
お金を作るのにいちいち収入を調べられるのが嫌な人も多いでしょう。
信用情報に借入の履歴も残らないので、ローンよりもお手軽に現金調達ができます。
銀行の窓口や消費者金融のお店に行きたくない人にとっても、自宅を出ずにPC・スマホで手続きができる現金化は、魅力的に感じるサービスです。
デメリット=必ずロス(損失)が生じる
決済金額から手数料が引かれる
クレジットカード現金化は、カードで決済した金額から手数料が引かれた金額の振込となるので、必ずロスが生じます。
ロスの例を見てみましょう。
という場合、1ヶ月で20%の利息がかかったのと同じなので、年利はなんと240%になります。
一括返済の場合でもこの年利ですから、リボ払いで返済するとさらに法外な利息を払うことになります。
悪用されるリスク
もし悪徳業者でクレジットカードの現金化をしてしまった場合、個人情報やカード情報が盗まれ、悪用される恐れがあります。
手続きの上である程度の情報は差し出す必要がありますが、カードの画像やセキュリティコードの提出まで求められた場合は応じないようにしましょう。
セキュリティコード(カードに記載された3~4桁の数字)は現金化の手続きに不必要なものです。
自己破産ができなくなる
自己破産の原因がクレジットカード現金化の場合、免責不許可事由となり、自己破産ができなくなります。
自己破産は返済できない借入や支払いを帳消しにできる法的制度ですが、理由によっては救済が認められないことがあります。
クレジットカード現金化はカード会社の規約違反となるため、自己破産の理由としては認められないのです。
クレジットカード現金化の危険性・問題点
すぐに現金が欲しいときは便利なクレジットカード現金化ですが、その行為には危険性(リスク)と問題点があります。
カードが利用停止になるリスク
クレジットカード現金化は違法(犯罪)ではありませんが、カード会社の規約に反するグレーゾーン行為です。
カード会社にクレジットカード現金化がバレると、カードが利用停止になる可能性があります。
クレジットカード現金化の法的な問題点について、詳しく見てみましょう。
明確な法律がないグレーゾーン行為
クレジットカードの現金化は、カード会社の規約には違反しますが、それを取り締まる法律はないという「グレーゾーン行為」です。
明確な法律はないものの、2011年・2017年には現金化していた者が逮捕された例があります。
しかし事例はこれしかなく、警察が現金化を防ぐ「見せしめ逮捕」だったという見方が一般的です。
違法行為(犯罪)にならない理由
例えばクレジットカードで10万円のパソコンを買ったとします。
これを1年間使ったあと、リサイクル店で2万円で買い取ってもらったとします。
結果として、ショッピング枠を使って2万円の現金を得たことになりますが、「ショッピング枠の現金化だから違法だ」とは誰も思わないはずです。
目的の判別が難しい
では10万円のパソコンを買って、翌日にリサイクル店に持っていき5万円を得た場合はどうでしょう?
たまたま買ってしまったあと、気に入らなかったからすぐに手放したのか、現金化が目的だったのかの判別は本人にしかできません。
「何日なら現金化ではないのか」という問題
そして「1年ならOK。1日ならダメ」というのは人が印象で決めている、いわゆる「程度問題」なので、「何日なら現金化ではないのか」と決めることもできません。
これがショッピング枠の現金化がグレーゾーン行為になる理由です。
東京弁護士会による意見書の提出
東京弁護士会は、クレジットカードの現金化は違法行為だとして政府に意見書を提出しています。
専門家によれば、詐欺罪または電子計算機使用詐欺罪が成立するか否かの検討が必要とされています。
しかし現金化の取引について詐欺罪の成否を判断した判例・裁判例は存在しません。
現金化は、その行為が現金化に当たるかどうかの判断が難しいため、実際には法律を制定するのが難しい状況です。
現状、現金化業者も営業を続けています。
参照:クレジットカード・ショッピング枠の現金化への刑法の対応【東京大学大学院法学政治学研究科教授山口厚】
クレジットカード現金化は実際にバレる?
カード会社にバレる可能性は低い
カード会社が個人の売買を、現金化にあたるかどうかを判断するのは困難なため、バレる可能性は低いでしょう。
しかし万が一、カードの現金化をしたと判断されれば、カード利用停止などの措置が取られます。
カード会社の対応
カード会社の対応としては「換金性の高いものの購入を禁じる」という抽象的な規制しかできていないのが現実です。
事実、図書カードなどなどお金の代わりとなるものは、現金で買えないことが多くなっています。
現金化の判断基準が曖昧
クレジットカード現金化は、その行為が現金化にあたるかどうかは判断基準が非常に曖昧です。
なぜなら、実際に現金化がカード会社にバレるということは、カード会社に現金化だと判断されることになるからです。
現金化をバレないようにするには、疑わしい行為をなるべく避けるしかありません。
バレやすい方法とバレにくい方法
現金化がバレやすい方法の例は、新幹線チケットのような換金性の高いものをショッピング枠ぎりぎりまで大量に購入することです。
換金性の高いものを大量に購入するのは、疑わしい行為にあたります。
疑わしい行為は、カード会社に現金化と判断される可能性が非常に高いのです。
現金化がバレにくい方法としては
・なるべく換金性が低いものを選ぶ
・ショッピング枠ぎりぎりまでの大きな現金化を避ける
ということが考えられます。
初心者でもリスクなし
現金化業者の利用は、初心者でもカード会社に現金化がバレるリスクが限りなく低いというメリットがあります。
現金化業者を利用したことでカードの利用停止などになれば、業者の評判がガタ落ちになって、リピーターも生まれません。
そのため、現金化業者は「きちんとした商品を買った」という明細になるように一番気を配っており、カード会社で現金化を把握するのは困難です。
まとめ
クレジットカード現金化について、3つの方法を解説しました。
- ゲーム機・ブランド品を買い、すぐに売る
- 新幹線チケットを買い、金券ショップに売る
- 現金化業者を利用する
クレジットカードのショッピング枠の現金化は「グレーゾーン行為」です。
違法行為ではないので各自の判断で行うことになりますが、カード会社の判断によっては肝心のクレジットカードが使えなくなってしまう可能性もあることに注意してください。